2014年12月29日月曜日

僕のお茶の入れ方

今日は、僕のお茶の入れ方について書いてみようと思います。


僕はあまりお茶を飲まなかったのです。いや、お茶は嫌いじゃないですよ。煎茶の香りは好きだと言っていいでしょう。でも、バカ舌なので薄い茶を飲んでも白湯を飲むのと大差ないじゃねーか的な印象を抱いてしまうのです。

また、茶葉を捨てないといけないのも嫌でしたね。味が残ってるのにもったいないじゃないですか。

しかし、これらのマイナス点は入れ方次第でカバーできるのかもしれません。お抹茶などは濃厚な仕上がりでお茶の葉っぱも食べてしまいますよね。

まあ、ドロドロのお抹茶もそんなに好きではないのですが、普通の煎茶をお抹茶を参考に自分流にアレンジすれば好みのお茶ができあがるかもしれない。

そういうわけで、自分流にアレンジした結果が以下のお茶の入れ方です。


まず、小鉢にすり鉢、コップ、茶葉と沸騰させた湯を用意します。

茶葉は深蒸し茶煎茶を使います。普通の煎茶よりも、深蒸しのモノの方がお茶としてのインパクトがあるように感じたので、深蒸し茶を採用しています。

お茶のランクですが、これはスーパの上級品程度でかまわないと思います。某日本茶専門店のお茶と飲み比べてみましたが、大きな差は感じませんでした。差が出るのは開封してからの時間だと思います。これはもう誰でも分かるくらい劣化する。一度開封したらできるだけ早く使い切ることが大事ですね。

使う湯は水道水。ミネラルウォーターでやっても違いが分からなかったので。

上等な茶葉の場合、湯温は落とした方が良いと言われることもありますが、僕の入れ方だといろいろ作業があって自然に冷えてくるので、沸騰した状態から始めてもかまわないと思います。まあ気になるなら温度を落としてからでも良いと思います。

すり鉢はお茶専用にしてくださいね。香辛料に使ったりしたら臭いがうつるからダメですよ!

じゃあ始めましょうか。まず、茶葉をよくすりつぶします。といっても10秒、20秒もすれば十分じゃないかな。

お湯を少し入れてさらにすります。これも10秒程度で大丈夫。

お湯を追加して、洗うようにかき混ぜます。

洗うようにした湯を小鉢に移します。すり鉢に湯を入れて、また洗うようにします。

すり鉢の湯を全て小鉢に移したら、少し待ちます。すると茶葉が沈むので、上澄みをコップに移します。

これで濃厚な煎茶の出来上がり。

のこった茶葉はすっているのでそのまま飲んでしまえます。目が粗く、イガイガするのが気になるのであれば、ヨーグルトと混ぜて抹茶ヨーグルトにしても良いですね。これだとイガイガ感が気になりません。

それではいただきます。


このお茶の飲み方、注意すべき点がいくつかあります。

まず挙げられるのが、葉も食べてしまうせいか覚せい作用が強いということです。寝る前に飲むと絶対に眠れなくなるので、日が落ちてから飲むのはやめましょう。

また、尾籠な話ですが、尿意を催しやすくなるので外出直前などに飲むのもやめた方がよいです。僕は目を覚ましてすぐ飲むことにしています。これなら外出前にトイレをすませてしまえますから。

さらに下半身の話が続いてしまいますが、僕はこのやり方で日に三回以上お茶をのむと翌日屁が止まらなくなります。お茶の粒子が粗いので腸を刺激するんでしょうね……。


汚いオチになってしまいましたが、僕のお茶の入れ方はこんな感じです。

2014年12月8日月曜日

僕が参考にしている料理本

僕が参考にしている料理本について少し書いてみたいと思います。


自己紹介でも書いたように、僕はもともと料理が好きだったわけではありません。精神的に追い込まれて相当アレだったときに、「他のことはすべて放棄しても、生きていくならば食事はどうしても避けられない。それなら、ちゃんと向かい合って美味しいものを食べよう」と思ったのが料理をするようになったきっかけです。


そんなわけですから、料理経験が豊富なわけでもなければ、料理について特別な知識があるわけでもありません。いざ、ちゃんと料理しようとしても何をしていいのか分からず、途方に暮れてしまいました。



こういった場合、最近よく聞くのは「とりあえずクックパッド見ればいいだろ」という言葉ですね。


確かに、ネットを見ればレシピは簡単に手に入ります。レシピ本を図書館から借りてきても良いでしょう。しかし、ネットに溢れるレシピは浜の真砂のようなもの。これらをひとつひとつマスターしていくのではキリがない。さらに言えば、レシピをコピーして料理をしたところで何になるのか。人の作った味をなぞっていくだけではないか。自分の創意工夫が入らないのは面白くない。


だからといって自己流でがんばるだけでは美味しい料理は作れません。確か、僕が初めて一人暮らしで料理をしたときはベーコンと卵を重ねて焼いたんですが、これが不味くてねえ。何も考えないでフライパンに卵とベーコンをガンガン流し込んだから中の方は全然火が通ってないの。馬鹿だねえ。


まあ、普通に考えれば「基本的なレシピに従って料理をしながら、だんだんコツをつかんでアレンジすればいい」ってだけなんでしょう。しかし、精神衰弱に陥っていたのでそんな無難な発想はできなかったのです。考えが極端から極端に走ってしまっていたというか。



そんな悶々としていた僕を救ってくれたのがこの本でした。




この本の序には以下のような言葉があります。
「調理学習は理論に基づいて、その要点を把握するのが、調理技術を身に着ける近道であり、学校における調理学習の真のあり方である」

まさに僕の求めていたものズバリだと思いました。僕はこまごましたレシピではなく、要点が知りたかったんですよ。要点さえ押さえれば、あとはアレンジで多彩な料理を作れるし、自分なりの工夫を加えることもできる。

この本の初版が出たのは昭和48年で、改訂を重ねたとはいってもいかんせん古いんじゃないのかと思うこともあります。また、化学式などが出てくるとチンプンカンプンでお手上げになってしまいます。

そういう欠点はあるかもしれませんが、僕が料理をするときに困ったことがあったら、すぐこの本を見て、ヒントをみつけて料理をしています。馬鹿なので、本当に書いていることを理解して料理をできているのかは怪しいですが。


なお、著者の一人の山崎清子先生が亡くなった際に、改訂を担当していた下村道子先生が悼辞を書いています。これは日本調理科学学会誌vol38で読めます。ciniiでオープンアクセスになっているので暇な人は読んでみてください。研究と教育にかけた情熱の結晶がこの本であるのだなあと僕は感動しました。


以上、アマゾンのカスタマーレビューに「合コン時の友達作りのツール程度の本」などと書かれているのを発見して、怒りで鼻から血が吹き出しそうになるのをこらえながらの紹介でした。

ココナッツミルクでシチューを作ってみる

ココナッツミルクを使ったチャーハン
ココナッツミルクを鶏白湯ラーメンに突っ込んでみる

いろいろやったのですが、まだココナッツミルクが残っています。

今回は「甘い味を生かしたシチューならどうにかなるんじゃないか?」という前回の反省を生かして、シチューにしてみました!



主菜は肉団子とホウレンソウの炒め物。副菜は手打ちソバの余りを使ったサラダです。シチューの見た目は悪くないですね。薄力粉をバターで炒めた後に、ココナッツミルクを牛乳の代わりに突っ込みました。

軽く味見をした感じ、悪くなさそうだったのですが……。食べ進んでいくうちにつらくなってきました。独特の香りとネットリした食感、そして味。すべてが甘い、甘ったるい。


カレーの場合、香りも味も強烈なので甘さが目立たないのでしょう。ホワイトシチューの場合はカレーのような個性的な味がないせいで、ココナッツミルクの甘さの独壇場になってしまっています。シチューは多少甘いほうがいいとは思うけど、ここまで甘いのはちょっとなあ。


ココナッツミルクミルクを使ったレシピは残念な結果に終わってしまったようです。デザートならなんとかなるかな?うーん、でも、デザートなんか作らないよ。ガッツリ入れないで、少しずつ料理に使うのならイケるかな?チャーハンに使ったみたいに。でも、沢山余っているのにちょろちょろ使ってもしょうがない。


余ったココナッツミルクは何度もカレーを作って消費するしかないんでしょうか。まあラーメンスープは無理だと思ってたけど、シチューも上手くいかないとはなあ。カレーではヒーローだったのにねえ。



まさに四面楚歌の状況に陥ったカレーの英雄は詩を詠みました。


時利あらず 騅ィチュー逝かず

騅ィチュー逝かざるを 奈何すべき

そう、この詩を詠んだ英雄こそ項コナッツミルク羽その人だったのです。(終わり)

2014年12月1日月曜日

キャベツまみれの一週間だったというお話

実家からキャベツが送られてきました。大人の頭くらいの大きさのものです。一人暮らしでこれをどう処理しろというのか。

せっかくなので、キャベツづくしの食事を作ってみました。


外皮を何枚か剥いたところ。これくらいなら一食で食べきれるかな……。

塩もみキャベツを混ぜたご飯にお好み焼き、キャベツの味噌汁。麻婆豆腐の下には蒸しキャベツ。どうにかなるもんですね。葉っぱモノは加熱したら量が減るもんなあ。

キャベツご飯は、キャベツ入りの寿司飯みたいな味になっています。塩もみキャベツを酢とハチミツで和えてからご飯と混ぜているのです。

キャベツをたくさん食べるというだけなら、蒸してドレッシングか何かをかけて食べるのが一番よいと思いました。



まだまだ残っているので、主菜の下にキャベツの千切りを敷いたり、味噌汁に入れたりして消費します。



ロールキャベツの下にキャベツ……。さすがにやりすぎかなあ。


なんだかんだで、なんとか食べきることができました。良かった良かった。

……キャベツレシピを考えるのが面倒くさくて、毎朝キャベツの千切りにマヨネーズをかけて泣きながら食べていたのは内緒だ。